【Skills Over MCP】MCPサーバー経由で常に最新のAgent Skillsを利用する技術
はじめに
何となくMicrosoft Agent Frameworkのリリースノートを覗きに行ったら「MCP-Based Agent Skills」とかいう気になるワードを見つけた
これ絶対MCP経由でAgent Skills配布できるやつじゃん!試してみよ!
概要雑まとめ
まず、Skills Over MCPというMCPのWorking Groupがあります
ここで、MCP経由でAgent Skillsを利用するための仕様策定が進められているようです
その仕様はSEP-2640 -- Skills Extensionにてまとめられています
仕組みとしては、MCP Resourcesからskill://というURIスキームを介してAgent Skillsを配布するものとなっています。
そもそもMCP ResourcesではURIスキームをfile://などのように自由に決められますが、ここでskill://というスキームを指定することで、一部のMCPクライアントツールではこのスキーム配下のファイル群をAgent Skillsとして解釈してくれる形になっているようです。
(厳密にはSKILL.mdだけでなくmanifestファイルとやらも同梱されているべきのようですが)
この仕組みによって、クライアントは常に最新のAgent Skillsを利用できるというメリットを享受できます。
エンタープライズ目線でも、これによって配信経路を1本化、一元管理できるメリットが考えられます。
実装ツール
Microsoft Agent Framework v1.8.0では、MCP-Based Agent Skillsという名前でリリースされています。
FastMCPでも、v3.0.0でSkills Providerという名前でリリースされています。
他にも、有志がMCPサーバーを提供してくれています。
手軽に試したい方は、このサイトに載っているテンプレートを使ってみると良いと思います。
Claude Codeではclaude mcp add --transport http skills-over-mcp https://mcp.skillsovermcp.com/mcp/spencerpauly/skills-repoで試せます。
FastMCPで試してみる
主な利用ツール
- uv (Pythonパッケージマネージャ)
- Node.js (MCP Inspector用)
プロジェクト準備
uv initコマンドでプロジェクトを作成- プロジェクトディレクトリ内に移動し、
uv add fastmcpコマンドでFastMCPを依存関係に追加 - 適当なAgent Skillsをプロジェクトファイル直下の
.claude配下に配置- GitHub CLIを使う例:
gh skill install anthropics/skills frontend-design
- GitHub CLIを使う例:
実装
公式サンプルにならって、以下のようにmain.pyを変更します。
from pathlib import Path
from fastmcp import FastMCP
from fastmcp.server.providers.skills import SkillsDirectoryProvider
mcp = FastMCP("Skills Server")
mcp.add_provider(SkillsDirectoryProvider(
roots=Path.cwd() / ".claude" / "skills",
))
if __name__ == "__main__":
mcp.run(transport="stdio")
動作確認
まずMCP Inspectorで疎通確認しておきます。npx @modelcontextprotocol/inspectorコマンドでMCP Inspectorを起動し、以下の設定で接続してみます。
- Transport Type: STDIO
- Command:
uv - Arguments:
run --directory /Users<user_name>/repos/fastmcp-skills-provider run main.py
※ファイルのパスはご自身の環境に合わせて書き換えてください
接続に成功したら、Resourcesタブの「List Resources」ボタンをクリックし、SKILL.mdファイルと対応するmanifestファイルが表示されることを確認します。

確認できたので、次は実際にClaude Codeから参照できるか確認してみます。
以下のコマンドで、Claude Code CLIにMCPサーバーを登録します。
claude mcp add --transport stdio test-skills-provider -- uv --directory /Users/<user_name>/repos/fastmcp-skills-provider run main.py登録できたらclaudeコマンドでCLIを起動し、スラッシュコマンドでSkillsが参照できているか確認します。

descriptionまで表示されているので、参照できていそうです。
(一応、/skillsコマンドでも参照できているか確認可能です)
注意点として、これが使えるのはClaude Code、CodexといったCLIツールのうち、Skills Over MCPをサポートしているものに限られます。
Claude Desktop内のClaude Codeでは読み込んでくれませんでした。
おわりに
会社やチーム内でSkillsを共有したい場合に便利そうです
何より従来のローカルにダウンロードして使う方法と違って、常に最新のSkillsを参照できる点が嬉しい