【Skills Over MCP】MCPサーバー経由で常に最新のAgent Skillsを利用する技術

updated@2026-06-15

はじめに

何となくMicrosoft Agent Frameworkのリリースノートを覗きに行ったら「MCP-Based Agent Skills」とかいう気になるワードを見つけた

これ絶対MCP経由でAgent Skills配布できるやつじゃん!試してみよ!

概要雑まとめ

まず、Skills Over MCPというMCPのWorking Groupがあります

ここで、MCP経由でAgent Skillsを利用するための仕様策定が進められているようです

その仕様はSEP-2640 -- Skills Extensionにてまとめられています

仕組みとしては、MCP Resourcesからskill://というURIスキームを介してAgent Skillsを配布するものとなっています。

そもそもMCP ResourcesではURIスキームをfile://などのように自由に決められますが、ここでskill://というスキームを指定することで、一部のMCPクライアントツールではこのスキーム配下のファイル群をAgent Skillsとして解釈してくれる形になっているようです。
(厳密にはSKILL.mdだけでなくmanifestファイルとやらも同梱されているべきのようですが)

この仕組みによって、クライアントは常に最新のAgent Skillsを利用できるというメリットを享受できます。

エンタープライズ目線でも、これによって配信経路を1本化、一元管理できるメリットが考えられます。

実装ツール

Microsoft Agent Framework v1.8.0では、MCP-Based Agent Skillsという名前でリリースされています。

FastMCPでも、v3.0.0でSkills Providerという名前でリリースされています。

他にも、有志がMCPサーバーを提供してくれています。

手軽に試したい方は、このサイトに載っているテンプレートを使ってみると良いと思います。

Claude Codeではclaude mcp add --transport http skills-over-mcp https://mcp.skillsovermcp.com/mcp/spencerpauly/skills-repoで試せます。

FastMCPで試してみる

主な利用ツール

  • uv (Pythonパッケージマネージャ)
  • Node.js (MCP Inspector用)

プロジェクト準備

  1. uv initコマンドでプロジェクトを作成
  2. プロジェクトディレクトリ内に移動し、uv add fastmcpコマンドでFastMCPを依存関係に追加
  3. 適当なAgent Skillsをプロジェクトファイル直下の.claude配下に配置
    • GitHub CLIを使う例: gh skill install anthropics/skills frontend-design

実装

公式サンプルにならって、以下のようにmain.pyを変更します。

from pathlib import Path

from fastmcp import FastMCP
from fastmcp.server.providers.skills import SkillsDirectoryProvider

mcp = FastMCP("Skills Server")
mcp.add_provider(SkillsDirectoryProvider(
    roots=Path.cwd() / ".claude" / "skills",
))

if __name__ == "__main__":
    mcp.run(transport="stdio")

動作確認

まずMCP Inspectorで疎通確認しておきます。
npx @modelcontextprotocol/inspectorコマンドでMCP Inspectorを起動し、以下の設定で接続してみます。

  • Transport Type: STDIO
  • Command: uv
  • Arguments: run --directory /Users<user_name>/repos/fastmcp-skills-provider run main.py

※ファイルのパスはご自身の環境に合わせて書き換えてください

接続に成功したら、Resourcesタブの「List Resources」ボタンをクリックし、SKILL.mdファイルと対応するmanifestファイルが表示されることを確認します。

確認できたので、次は実際にClaude Codeから参照できるか確認してみます。

以下のコマンドで、Claude Code CLIにMCPサーバーを登録します。

claude mcp add --transport stdio test-skills-provider -- uv --directory /Users/<user_name>/repos/fastmcp-skills-provider run main.py

登録できたらclaudeコマンドでCLIを起動し、スラッシュコマンドでSkillsが参照できているか確認します。

descriptionまで表示されているので、参照できていそうです。
(一応、/skillsコマンドでも参照できているか確認可能です)


注意点として、これが使えるのはClaude Code、CodexといったCLIツールのうち、Skills Over MCPをサポートしているものに限られます。

Claude Desktop内のClaude Codeでは読み込んでくれませんでした。

おわりに

会社やチーム内でSkillsを共有したい場合に便利そうです

何より従来のローカルにダウンロードして使う方法と違って、常に最新のSkillsを参照できる点が嬉しい

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